目標設定をしたら、KPIを設計しよう
KPIとは
KPIとは、KeyPerformanceIndicatorの略称であり、重要業績評価指標という意味があります。これだと少しわかりにくいですね。
例えば、売上を2倍にしたいとき、何をすれば良いでしょうか。
- お問い合わせからの商談につながる数を2倍にする=「受注率」
- 「資料請求される割合を2倍にする」=「お問い合わせ率」
- 「購入単価を2倍にする」=「「平均受注単価」
こういった「目標を達成するまでに行わなければならないプロセスを定量的に表すもの」がKPIです。
つまり、このKPIを設計し、改善すべきことを明確に定めることによって最終的な業績のアップにつながります。
では、KPIをどのように設計すればよいのか見ていきましょう。
まずは、KPIの候補となるものを洗い出していく必要があります。
そこで重宝したいものが「ビジネスロードマップ」です。
ビジネスロードマップをWEBサイトに置き換える
ビジネスロードマップとは、売上が発生するまでのプロセスを可視化したものです。
ビジネスロードマップであれば、事業計画などで実際に作成している方も多いと思いますが、このビジネスロードマップをWEBサイトに置き換えて考えてみましょう。
WEBサイトのビジネスロードマップは、ユーザーとの最初の接点から、最後の売上に至るまでの経緯を左から右に沿って、最終的な目標までを検討します。
WEBサイトのビジネスロードマップの書き方
では実際にどのようにしてWEBサイトのロードマップを引けばよいでしょうか。実際に以下のイメージのような図を書き出し、次のような手順で考えてみましょう。
- 目標を明確に「指標」「値」「期間」の3つを書き出します。
- 「遷移」を書きます。□は場所と数値。→は移り変わり。など使い分けると良いです。
- 数値を入れる際は、定めた期間で行います。一月なら一月、四半期なら四半期で統一します。
- 選定を行うため、優先順位をつけます。「規模」「改善施策の実現度」「期待効果」で考えると良いです。
- 目標値を設定します。目標値を高めにしておくことで、リスクを回避することにつながります。
- 方針をまとめます。
といった具合ですが、要は方針を定めるための目標設定で目標設定のための分析を行うということです。それを把握するために可視化すること。というのが大事なのですね。
こんなのなくても頭で分かっている!という方は必要ないかもしれませんが、可視化することで初めて見えてくることもありますので、是非一度作ってみてはいかがでしょうか。