【サイト運営者必見】順位下落の原因は?ペナルティの種類と確認方法、解除するには?
検索結果の順位が急に下落する原因は?公式ガイドラインを確認しよう。
Webサイトは様々な用途・目的があると思いますが、どのサイトも「集客」を意識していない管理者はいないと思います。「集客」に絶対必要な要素は、検索順位ですよね。狙いのキーワードに対して、1位~3位を取れているかそれ以下かでは、大幅な集客差が生まれてしまいます。そのために、日々サイト管理者は順位を追っていると思いますが、何の前触れもなく急に順位が下降する時があります。
考えられる順位降下の原因は大きく2つあります。
- Googleコアアップデートにおける評価基準の変更
- ペナルティ
1の場合は、どのような競合が上位になり、自社サイト含め下降してしまったサイトはどのような傾向なのか、競合調査を行い分析し反映し、次のコアアップデートでリベンジを挑めるよう調整していく事で、下落の回復を目指せます。
一方で、2の場合はどのようなサイトにその判定が下るかというと、公式のガイドラインに詳しく説明があるので、そちらを参考に解説していきます。
Googleの方針は、アクセスを稼ぐために騙すサイトや、検索結果上位を不正行為等で獲得するようなサイトは、ユーザーを獲得するためにずるをしようとしている観点から、ペナルティを出します。例えば、目的に答えてくれそうなサイトをクリックしたら、リダイレクトされて意図しないページに流入させられた。また、検索結果上位に行くためにリンクを買ってサイトの質と伴っていない順位を獲得する等です。このようなあまりにも明確な不正行為の場合、最悪インデックスから削除される可能性もあります。つまり、Googleから検索したとしても一切表示されないという事です。
どのようなことを行うといけないのか、公式アナウンスされているガイドラインをチェックしてください。
運営しているサイトに思い当たるところはありましたか?ある様であれば、次のアップデートのタイミングで順位を回復するために、いち早く修正しましょう。もしインデックスから削除された場合はサイトの再審査をリクエストすることで再度インデックスされ表示されるようになります。
ペナルティの確認方法。手動ペナルティと自動ペナルティって?
自分のサイトがどのような要素でペナルティを食らってしまったか特定できたでしょうか。実際にどのような内容でペナルティを受けているか調べることが可能です。ただし、それは「手動ペナルティ」の場合のみです。手動ペナルティの他に「自動ペナルティ」が存在します。それらの違いを明確にしていきましょう。
「手動ペナルティ」とは
Googleの監視員が目視でチェックを行っており、Google Search Consoleのセキュリティと手動による対策にて警告メッセージが通達されます。もし警告メッセージを無視し続けていたら、サイトがインデックスから外されるぐらい重い警告です。改善し、再審査のリクエストを送ると、1〜2週間返答があるまで時間がかかります。その上で問題箇所の修正(改善)内容が認められば解除通知が送られ、その後1週間ほどで課されていたペナルティは大抵解除されますが、解除されたからといって元の順位にすぐに完全に戻るわけではありませんので、今後繰り返さないように気をつけながら、回復するのを待ちましょう。
また再審査リクエストをしても問題が解決していない場合は、引き続き問題が残っている故のメッセージが届きます。再審査リクエストをしても認められない事が続いてしまうと、
目視のチェックもより厳しくなってしまいますので、できるだけ一発で解除してもらえるように充分チェックして再審査リクエストを申請しましょう。
Google程技術がある会社がなぜ自動で判定できるアルゴリズムを作らず、手動でひとつひとつペナルティを罰則しているかというと、ユーザーの利便性に応えるためです。
公式の動画でも、「ユーザーの利便性を奪うもの」「法的に削除しなくてはならないもの」「個人情報を破るもの」に関しては、Googleから削除する権利があると主張しています。
しかし、ここからは弊社の見解ですが、全てのサイトを人の力でチェックするのは無理な話と推測し、まずGoogleのクローラーが巡回しているうちに自動ペナルティ(次で解説します)レベルの問題に関してアラートがたち、それを目視で確認しているパターンと、自動ペナルティフラグは立っていないものの、一定の問題に対して監視対象のアラートが立ち目視で確認している2パターンによって、Googleは全てを管理していると推測しています。
「自動ペナルティ」とは
手動と自動で元々2つあるかのような単語ですが、自動ペナルティは公式では出てこない単語です。なぜなら、自動ペナルティとはGoogleアルゴリズムによる評価の一つだからです。通常、アップデートがある際にGoogleのクローラーがサイトを閲覧しどのサイトが一番検索キーワードに応えているか評価し表示順を変えています。以上のような加点の評価もあれば、一方で減点の評価もあります。それが自動ペナルティです。ただ、評価するポイントとして手動ペナルティと同じ領域であることから、対比として自動ペナルティと呼ばれています。
手動ペナルティと異なり、何が原因でGoogleクローラーから減点されたかわからない為、SEOに精通した人の判断や、普段からサイト全体を把握している人が確認しないといけません。また、厄介なことに修正したとしてもすぐに反映されるわけではなく、クローラーが情報収集したデータをコアアップデートやアルゴリズムの更新で再評価される時を待たなくてはいけません。それというのもクローラーが巡回してデータを集め、データベースに保存し、そのデータベースに対してアップデートやアルゴリズムを反映し、その結果が検索結果で表示されるようになります。つまり一つの改善に3カ月~半年以上かかることも良くあるので、ペナルティがあるかもしれないと思ったらいち早く対応が必要です。
原因特定が難しい自動ペナルティを解除するために、サイトを見直そう!
手動ペナルティと自動ペナルティの傾向として、手動ペナルティの方が検索インデックスを欺くような、クローキング行為・リンクやキーワードのアンカー集中・キーワードの詰め込み・隠しリンク等の通達が中心です。そして、手動ペナルティの方が自動ペナルティよりも重い制裁を与えられるのもわかっています。
ペナルティをいち早く解除するには、再度サイトを見直すことが不可欠です。手動ペナルティの場合は、Google Search Consoleに届いたペナルティ内容を見直しましょう。しかし、原因が何か明らかではない自動ペナルティの場合、もし思い当たる点がなければサイトを全て見直して行かなくてはいけません。自動ペナルティを受けてしまった中には、意図せずペナルティを与えられてしまうこともあります。そこで自動ペナルティの中でもよく原因になりやすい(=意図せず判定をもらった場合も含めて)要素の解説と解除方法をお伝えします。
コンテンツの見直し
コンテンツを改善するだけで検索結果が上位に行くこともあるぐらい、コンテンツはかなり重要な評価ポイントです。すなわち、その重要な要素にペナルティをくらってしまうと、中々評価にもつながらず上位になる事はかなり難しいでしょう。Googleがコンテンツに重きを置いているのが分かる通り、ペナルティの要素もコンテンツに多く存在します。
・自動生成されたコンテンツ
・オリジナルコンテンツがほとんどまたは全く存在しないページの作成
・無断複製されたコンテンツ
・ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
上記の要素を破ってしまうケースとして考えられるのは、
賃貸・不動産や商品等、サービスを多数取り扱っているECサイト
多数のページが存在するため、自動生成コンテンツや他の商品ページと同じ内容の紹介になり、ペナルティと認定されてしまうことがあります。どのレベルの自動生成コンテンツかというと、よくあるケースではエリア名やサービス名(商品であれば色味だけ等)だけが切り替わり、メインとする特徴やユーザーが知りたい情報などを記載している部分は変化しない場合が挙げられます。
悪徳なコラム執筆者にコンテンツをお願いしていた
自身ではなくコラム制作会社や個人契約にコンテンツやコラムの継続執筆依頼を出す場合、出来上がったコンテンツがどこかのサイトの流用じゃないか確認を怠ってはいけません。
それぞれのケースを解決するには、Web上にあるコピーコンテンツチェッカーなどのツールを使用し見直しましょう。もしくは、疑わしい部分のコンテンツをコピーして検索しヒットするかどうか確認してください。
また自動生成してしまうコンテンツに関しては、システムが組まれているはずなので、その箇所を洗い出しそれぞれ独自のコンテンツを考えて、そのシステムを解除し新たにコンテンツ領域を設置しましょう。よくわからない場合はサイト製作者へ連絡しましょう。
不自然なリンクの否認
Googleは良質なサイトにリンクを貼られているサイトも良質である。と定義し、質の良いサイトからのリンクを評価しています。それを悪用して、集客や順位上昇のために設置したリンクは不自然として、ペナルティをくらう事があります。狙って行わずともなってしまうケースが存在します。
大量にアンカーテキストを設置
アンカーテキストを設置する事で、ユーザとGoogleのクローラーにとってリンク先がどのようなものかわかり、評価されやすい効果があるため実践している人は多いと思います。ただ、過剰になってしまうとSEOを狙って貼っていると誤解されてしまうので、適度な数に抑えましょう。
リンクの質を意識せずとりあえず貼っていた
リンク設置を依頼されたり、とりあえず引用として様々なサイトを貼っていた場合にもしそのリンク先が低品質なサイトでペナルティをくらっていた場合、Googleのクローラーはリンク先のサイトも意識し始めます。もしそのようなサイトばかり集めていたら、自身のサイトもペナルティになりかねません。
それぞれのケースを解決するには、Google Search Consoleのリンクから内部リンクと外部リンクが見られるので、内部リンクに関しては、集まりすぎているところがおかしくないかの確認を行いましょう。外部リンクに関しては、どのようなサイトか特定したらサードパーティ製の被リンクチェックツールでどのような評価を得ているサイトなのか確認しましょう。
そのほかにもより詳しくペナルティ要素や改善方法を知りたい場合は、こちらを参照してください。
少しでも早く、簡単に原因を見つけ改善したいならSEO STYLEに相談しましょう
順位下落の要素である、手動ペナルティと自動ペナルティについて解説してまいりました。
順位下落の原因が競合よりも加点分が少ないだけであれば、競合との比較での対策ですみますが、もしペナルティの場合は長い戦いと想定しておいた方が間違い無いです。また、ペナルティを解除したからといって、元の評価が戻ってくるわけではなく再度リセットになります。そうならないように、ペナルティを受けてから行動するのではなく、事前にペナルティを受けるようなサイトでは無いか確認しておきましょう。
特に自動ペナルティに関しては、意図していない場合でもくらってしまう事が多いです。
SEO STYLEではそのような自動ペナルティ要素がないかチェックする事はもちろん、ペナルティ判定からの脱出のサポートも行っております。お困りでしたら、いつでもご相談ください。